ETCの割引を利用して、前から気になっていた松山の「伊丹十三記念館」を訪ねました。
私が高校生だった20年前、その当時でも相当古い本だったこの方のエッセイを読みました。
その頃には、もう映画監督になっていらっしゃって、エッセイとはイメージが違うところもありましたが、「本物」に対する拘りは共通していたような気がします。

この人の書いている文章を読んで、女子高生が自家製のマヨネーズを作ったり、アルデンテのスパゲィテイを茹でたり・・・、未だ食べた事の無いものに対する好奇心を刺激されたもんです。

     
記念館の外観は、こんなかんじ。決して広いわけではありませんが、中庭があって気持ちの良いカフェがあって、なかなが居心地が良いところです。
展示品の中には、伊丹氏の子ども時代のスケッチもあるのですが、もう幼少時にして才能をビシビシ感じさせる画力です。
それにしても、幼い頃のスケッチや作文などがきちんと残っている事にびっくりです。何度か引越しもされてるでしょうに・・・。

         
これは、奥様の宮本信子さん(館長でもある)が考案されたという、十三饅頭です。
カフェでも頂くことができますが、お土産用も売られています。
このデザイン、そしてネーミング、夫への愛で溢れてますね〜。

ヨーロッパ退屈日記 (文春文庫 131-3)

ヨーロッパ退屈日記 (文春文庫 131-3)

女たちよ! (新潮文庫)

女たちよ! (新潮文庫)

実家のどこかに置いてきていると思いますが、旅の記念に買いなおしました。

この記念館を見た後で、道後温泉に立ち寄って帰りました。
道後は人が多くて、びっくり。
やっぱりETCの影響なんでしょうね。それにしても、日本人ってこんなに観光好きだったんですね。
あまり国民性として語られることが少ないですが、この行楽好きの国民性をうまく利用して世の中を少しでも良くできないか・・・とか長い帰り道に考えてみたのでありました。