で、最近、おいしくて、体にも良いパンに心惹かれているので、車で30分くらいのところにある郊外のパンと珈琲のお店に行ってみることにした。
夫を誘おうと思ったけど、昼寝していたんで、またしても一人でお出かけになっちゃいました。

山の中にあるお店なんだけど、凄いのは、麦も自分達で作っているというところ!
その麦でパンを焼いていて、珈琲と一緒に食べられる。もちろん、お菓子も自家製だし、パンにつけて食べるレバーペーストも手作り!
このレバーペーストが、家庭の味ってかんじで、すごく美味しくて、パンと合っていて、感激してしまいました。
パンもレバーペーストもお持ち帰りが出来るんだけど、最近、お店の事が新聞に載ったので、お客さんが増えてしまって、売り切れてしまったとか・・・。
確かに、私が珈琲を飲んでいる間にも、「パンください。」というお客さんが何人も来ていたな。
パンがダメだったので、という訳ではないけれど、上の写真のクッキーを買ってかえりました。
昔お母さんが作ってくれた、搾り出しクッキーに良く似ていて、懐かしい気持ちになっちゃった。

麦の自分のところで作っているから、原材料に限りがあって、しかもこの時期は、麦が残り少なくなってきているので、そんなに沢山はパンを焼けないんだとか。
お盆を過ぎたら、新しい小麦粉が出来るので、その頃になったら沢山焼けるんだけど・・・とお店の人が言われるのを聞いて、私達は忘れているけど、農家で自給自足していた頃は、それが当たり前だったんだよなって、しみじみ思った。
新しい麦を作らなければ、パンが焼けないのは当たり前なのよ。足りなくなったら、増量発注っていうのは、ありとあらゆる物が商品になっているからで、自分で育てた作物を自分で加工して消費していた頃には、なくなったらお終い、が当たり前。
私達が物を大事に使う心を無くしがちなのは、無くなったら又買えばいいやって、どこかで思っているからかもしれないな。