帰ってきました

23日に退院して、週末を実家で過ごし、やっと自宅に帰ってきました。
病院でも実家でも、上げ膳据え膳で眠れる限りは睡眠を推奨され、
労わられまくりの毎日でした。

職場からも、仕事のことは心配しないで、しっかり休養するように
言ってもらえて、非常に助かりました。

元気なときは、自分で何でも出来ているような気でいますが、こんな時は皆に助けられてるな、と感じます。
こんな事が無くても、日々感謝をしなくちゃいけませんね。


19日の仕事終わりに、実家に届け物を持って行った時、既に右脇腹に痛みはあったのですが、あんまり気にしないようにしていたのですが、自宅で一人になってから、本当に痛くてたまらなくなりました。
夜が更けるにつれて、どんどん悪化していくし、救急車を呼ぶことも考えたのですが、何とか持ちこたえて、一睡もせずに朝一番に近所の開業医の内科の先生(かかりつけ)に診てもらいました。

かかりつけの先生は、私がはっきり盲腸の位置を指して
「ここが痛い!」
と言っているにもかかわらず、腸炎を疑っていたみたいで、
「あんた、内緒で美味しいもん食べたんじゃないの?」
なんて仰ってたのですが、血液検査の結果を見て急に真顔になって
「盲腸の可能性がある。紹介状を書いてあげるから、今すぐ大きな病院に行きなさい。」と。

で、紹介された病院でCT撮ったら、やっぱり盲腸でして、薬で治しても良いけど、再発の心配がないのは手術だよってなことを医師に言われ、一人暮らしで昨夜のような痛みにのたうちまわるのも辛いしな〜と思って、
手術を選択しました。
そうしたら、この病院だと今日は外科医が一人しかいないんで、またまた別の病院を紹介するから、今すぐ入院の準備をして、身内を連れて移動しろと言われてしまいました。

また移動かよ、と内心思ったのですが、とっても失礼ながら、その時診察していただいた先生、何となく話が噛みあわないというか、まぁ苦手なタイプだったんで、この人にお腹を切ってもらうのは、理屈じゃなくて嫌だ!って感じでしたので、渡りに船と立ち去りました。

それから、自宅に帰って入院の支度をしたり、ご近所に留守を頼んだり、銀行で当座のお金を下ろしたり・・・。
実家で母をピックアップして、病院にたどり着き、今度は手術のための検査で病院内をウロウロ。

最初の開業医のところから数えて、3つの病院でそれぞれ検査をしているので、採血だけでも3回目。
前日の夜から飲食は一切出来なかったので、フラフラします。
それに、病院を3つもハシゴしてるんだけど、結局検査だけで、痛み止めなどの対処は一切してない訳だから、お腹は痛いまんま・・・。
検査が終わって、最終的な主治医に会えたのは、夕方3時は回っていたと思います。

で、主治医が私の検査結果やCTの画像などを見ながら言うには、
「なんか、治ってきてますよ。」って(汗)。

そりゃあ、一番痛かったときから12時間以上は経っていて、その間一人で車を運転してアッチコッチして雑事を済ませてる訳ですから、収まりもしましょうよ。

そんなこんなで、「これくらいなら、手術までしなくても、入院して投薬治療すれば完治する可能性が高い」という診察が下り、そんなら無理に体にメスを入れるこたーない、という結論に達したのであります。

あ〜、こうやって書いてても長い一日であった。

今思い返してみると、私が見栄っ張りなんで、痛いよ〜とか他人に言わないため、緊急的な対応をとってもらえなかったために、具合が悪いなか、3つも病院を転々とすることになったような気がします。
自分で車を運転してきている、というのも、私としてはタクシーの運転手と話をするのも辛いから、無理して運転してるわけなんですが、医師にしてみれば、「運転できている」ということになるんでしょうね。
入院後に、担当の看護師さんに、私があまり辛そうな顔を見せないので、母と私のどちらが病人か分からなかったとか言われてしまいました。

辛いときこそ、取り乱さないでいようと心がけてきましたが、ちょっと考えなおさないといけないかも、と思ったりしたのでした。