容疑者Xの献身

容疑者Xの献身

博士の愛した数式とか、数学者が登場する小説が流行ってるのだろうか?
数学の世界は奥が深いんだなー。ほんの入り口で躓いてしまった人間には計り知れないものがある。
非人間的とさえ思える論理的思考をする男。その明晰な頭脳で、愛する女性のために、完璧な殺人隠蔽工作を考えて・・・。
最後までトリックは見破れず、グイグイ引きこまれたけど、ラストは切な過ぎる。
『献身』っていう言葉は、半端な事じゃ使えないな。