理想って大事

NHK その時歴史は動いた 〜さらば殿様 激動の廃藩置県〜を見た。
藩の廃止を最初に言い出したのは、地方の大名の方からで、明治政府の方がむしろおよび腰だったというところに衝撃を受けた!
殆どの藩主は、強い国を作るためには藩の廃止はやむを得ないと理解したそうだ。
これって、すごいことじゃないだろうか。
現代の日本では、議員年金の廃止さえままならないほど、権力者達は既得権に拘ってるというのに、信じられない。
廃藩置県により、中央政府の徴税力が大幅に増大し、近代化が実現していく。
大きな理想のために、持っている権力を手放すことができた、当時の藩主と現代の議員の指導者としての資質を比べるのも虚しい。
現代の人たちは、なんか言ってることが「さもしい」んじゃないんだろうか?
国政を預かっている人は、自己の利は後まわしにしなければ、理想は実現しないものなんだな。