遅くなりましたが、夫の転勤が決まって、3月末に家探しに行ったときのことを書いておきます。
広島空港からの沖縄便は、早朝の1便のみ。
当日の朝は、5時起きなのに、前の日に12時近くまで残業していて、本当に起きるのが辛かったです。

午前中には、沖縄に着き、夫の配属先に夫婦揃ってご挨拶に伺った後、沖縄そばのお店に連れて行ってもらいました。
うちの近所にも沖縄料理の店があるのですが、そこのとは味が大分ちがっていて、あれは本土用にアレンジされた味だったんだと気がつきました。
本場の味は、あんまり出汁の味が利いてないというか、薄味です。
その後、不動産会社の人を紹介してもらったのですが、私達は相当出遅れてしまったようで、4月の上旬に入れる物件はもう無いとのこと。
中旬以降に空く物件は、数件あるけど、どこも前の借主が住んでいるので、中を見せることは出来ないと言われ、ちょっとびっくりしました。
まあ、せっかく広島から来たんだからと、物件の外観と間取り図で選ぼうということになり、5件のマンションの外観を見て回りました。
この日は、沖縄でも雨まじりの風が強い、寒い日で、「沖縄だから」と春物を着て行った私は、外に出る度にガタガタ震えてました。
夫の会社の人に、とってもお世話になりながら、物件を見終わって、結局少しモノレールの駅からは歩くものの、築年数が浅くて、広いマンションに決定しました。
私が付いて行った目的が1日目にして達成されたので、2日目は夫は業務の引継ぎ、私はフリータイムという事になり、向かったのが那覇市内の壷屋やちむん通りです。

   
以前から、やちむんに惹かれていましたが、流行のインテリアショップに置いてあるような、モダン過ぎるデザインのものは買う気にならなくて、インターネットで取り寄せていました。
でも、それだと手に取って選ぶことが出来ないのが悩みでしたが、こんな形でこの地に足を踏み入れることになろうとは・・・。
泊っていたホテルから、歩いて行けたのかも知れませんが、土地勘がないのでとりあえずタクシーで移動。
タクシーの運転手さんからも、「面白いところだから、ゆっくりしていくといいさー」と言われました。
400〜500メートルの通りですが、通りの両サイドに、やちむんのお店が並んで、器好きなら何時間でも滞在できます。
製作の現場は、読谷に移ってしまったようですが、1つだけ登り窯が残っていて、見学できます。琉球王から賜った窯なんだそうですよ。
  

   

通りから一歩入ると、こんな風情のある道もあります。
こんな散歩道素敵だな〜。

     
     

この日買った大皿とマグカップです。
緑色の大皿は、南欧の焼き物のようでもあり、炒飯なんかドーンと盛っても良さそうで、買ってしまいました。
マグカップは、また別のお店で。若い店主が色々とやちむんのことを教えてくれて、これを作った作家さんは、沖縄の人にしては珍しく細かい作業をする人なんだとか、面白い話をしてくれました。
沖縄の作家さんは、少しくらい線がズレても「ま、いっか。」で味にしちゃうような方が多いんだそうです。
大らかでいいな〜。
でも、この伝統工芸不遇のご時勢だけど、若いお弟子さんがどんどん入門してきて、活気があるんだそうですよ。
やちむんの独特のセンスが若い人の感性に合うのでしょうかね。

これからも、少しずつ、コレクションを増やしたいと思います。